
このページでは、"IPO株(新規公開株)"について、詳しく解説しています。
IPOは初心者の方でも利益を出しやすい投資方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。
IPO株(新規公開株)とは?

IPO株とは、市場で新たに売り出された"新規公開株"のことです。
IPO株は高確率で利益を得られるなど、他にも様々な魅力やメリットがあります。
では、具体的にどんなメリットがあるのか見てみましょう。
IPO株(新規公開株)のメリット・デメリット
IPO株のメリット

◆ 高確率で利益を得られる
IPO株の最大の魅力は、かなりの"高確率"で利益を得られるということです。
通常の株取引の場合、個人投資家の勝率は"約10%"と言われています。
ですが、IPO株の勝率は"約70~90%以上"と言われているため、株初心者でも簡単に利益を出すことができるんです。
【年度別】IPO株の勝率まとめ
年度 | 上場した企業数 | 公募価格を上回った企業数 |
2016 | 92社 | 69社(勝率 75%) |
2015 | 97社 | 84社(勝率 86%) |
2014 | 77社 | 59社(勝率 76%) |
2013 | 54社 | 52社(勝率 96%) |
Q.どうして高確率で利益を得られるの?
その理由は、IPO株は高確率で"公募価格"よりも"初値"が高くなるからなんです。
公募価格とは
⇒上場する前に一時的に設定される株価のこと
初値とは
⇒上場後、最初についた値段のこと
多くの企業は資金調達や事業拡大を目的として、IPO(株式上場)を行っています。
公募価格を高くすると株が売れなくなるため、基本的に公募価格は"安く設定"されているんです。
つまり、IPO株は"事前に安く株を買える"ということですので、その分だけ利益を獲得できる確率が高くなります。
◆ 初心者でも簡単に利益を出せる
IPO株で利益を得る方法を簡単に説明すると、『上場前に株を安く購入して、上場当日にそれを売る』だけのこと。
つまり、株式投資の専門的な知識や技術が必要ないため、株初心者でも簡単に利益を得られる可能性が高いということです。
IPO株のデメリット

◆ 当選しにくい
非常に魅力的なIPO株ですが、残念ながら"デメリット"もいくつかあります。
中でも最大のデメリットなのが、とにかく"当選しにくい"ということ。
IPO株は非常に人気が高いため、"株を買う権利"を抽選によって獲得しないと購入できません。
後ほど『IPO株の当選確率をアップさせるコツ』をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
◆ 資金がマイナスになる可能性もある
いくら勝率が高いとはいえ、IPO株は"100%儲かる"というわけではありません。
通常の株取引よりは損失の可能性が低いですが、少なくとも資金がマイナスになる可能性があるということを忘れないようにしてください。
以下の関連記事の中で詳しくお伝えしていますが、株に勝つためには"余裕資金"の中で楽しむというのが大切です。
関連記事
IPO株(新規公開株)の買い方
- 証券口座を作る
- 『◯◯円で△△株申し込みます』と証券会社に申告する
- 当選通知が届いたらIPO株を購入する
IPO株の買い方の流れはこのような感じです。
これから初めて株式投資を行うという方は、事前に必ず証券口座を開設しておいてください。
口座開設には1~2週間ほどかかる場合がありますので、IPO株の抽選が始める前に用意しておきましょう。
IPO株(新規公開株)の賢い選び方

IPO株は『買えば儲かる!』と言っても過言ではありませんが、中には"あまり利益を期待できない銘柄"も存在します。
確実に利益を出すためにも、"儲かりそうな企業"のIPO株を正しく選べるようになりましょう。
- 高成長企業
- 注目度が高い企業
- 知名度が高い企業
- 競合が少ない企業
- 業績が良い企業
IPO株の抽選に申し込む際には、必ず事前にその企業についてしっかり調べるようにしてください。
特に注目度が高い企業のIPO株は、かなり大きな利益を期待できるケースが多いです。
損失を未然に抑えるのはもちろんのこと、より大きな利益を期待するためにも、事前の企業分析は欠かせません!
IPO株(新規公開株)の当選確率をアップさせるコツ
IPO株の最大のデメリットは、抽選に当たらないと株を購入できないということ。
そのため、多くの投資家は当選確率を1%でも上げようと日々努力しています。
そこで以下では、IPO株の当選確率をアップさせる5つのコツをご紹介します。
1.複数の証券口座を作る

当選確率を数倍にアップさせるためにも、"複数の証券口座"を作って抽選に参加しましょう。
複数の証券口座を持っていれば、その数だけ抽選に参加することができます。
たった1回しか抽選に参加しないよりも、何度も抽選に参加した方が当選確率はアップしますよね。
◆ 複数の証券口座を作る最大のメリットとは?
各証券会社によって取り扱っているIPO株は異なります。
証券口座を1つしか持っていないとなると、お目当てのIPO株を取り扱っていない場合があります。
確実に抽選に参加するためにも、複数の証券口座を作ってチャレンジしましょう。
2.家族や親戚にも証券口座を作ってもらう

当選確率をさらに上げる方法として、"家族や親戚に証券口座を作ってもらう"というのもあります。
ちょっと荒業のような気もしますが、たしかに当選確率はアップしますよね。
この方法を実際に行う場合は、相手に迷惑にならないことを最優先に考えましょう。
3.主幹事証券会社から申し込む

IPO株の当選確率を上げるためには、まず"主幹事証券会社"を見つけることが最も重要です。
IPOを行う企業に対して様々なサポートをするのが『幹事証券会社』であり、その中心になって業務を務めるのが『主幹事証券会社』です。
売り出されるIPO株は主幹事証券会社に"約80~90%"が割り当てられます。
つまり、主幹事証券会社から申し込むと、他の証券会社よりも当選確率が高くなるということです。
【2016年度】主幹事数が多い証券会社
証券会社名 | 主幹事数 |
野村証券 | 22 |
みずほ証券 | 20 |
大和証券 | 16 |
SMBC日興証券 | 14 |
SBI証券 | 13 |
4.口座開設数が少ない証券会社から申し込む

口座開設数が多い証券会社というのは、その分だけ抽選のライバルが多いということになります。
たった1%でも当選確率を上げたいという方は、口座開設数が少ない証券会社から申し込むというのも良いかもしれません。
口座開設数が少ない穴場証券
証券会社名 | 口座数 |
みずほ証券 | 161万 |
東海東京証券 | 42万 |
いちよし証券 | 17万 |
エイチ・エス証券 | 10万 |
5.『完全平等抽選』の証券会社から申し込む

資金が少ない方は、"完全平等抽選"の証券会社から申し込むようにしましょう。
IPO株の抽選方法は各証券会社によって異なり、資金が多い人ほど有利になるケースもあります。
完全平等抽選は資金力に関係なく抽選されるため、誰もが平等にチャンスがあります。
完全平等抽選を採用している証券会社
- カブドットコム証券
- マネックス証券
- GMOクリック証券
- 松井証券
- 岡三オンライン証券
- ライブスター証券
まとめ
IPO株は非常に魅力的ですが、何と言っても"当選しないと意味がない"というがネックです。
ですが、当たれば儲かると言っても過言ではありませんので、ぜひコレを気にチャレンジしてみてください!
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